文化のトップランナーが集結!MoN未来会議
開館翌日の3月29日に、MoN Takanawaが掲げる「文化の実験」を体現する文化創造のトップランナーたちが一堂に会し、6つのセッションでディスカッションを繰り広げました。冒頭に登場したMoN Takanawa総合プロデューサー小山薫堂は「MoN Takanawaは文化を和える器。伝統と革新、過去現在、日本と海外など、あらゆる文化を集め、それに刺激を受けた方々が、新しい文化という花を心に咲かせるきっかけをつくる場所になっていきたい」と語りました。
多様な文化を和える6つのセッション
最初のセッションは「未来の街の育てかた」をテーマに、建築家でMoN Takanawaの外装設計を担当された隈研吾さんと、アーティストで東京藝術大学の学長である日比野克彦さんが登場。街にひらかれたミュージアムであるMoN Takanawaについてはもちろん、地域とアートの関係などお二人の視点に触れる時間となりました。
会場は1Fパークテラス。あたたかな日差しが差し込む、心地の良い吹き抜け空間です。1Fの客席に加え、2Fや3Fからもたくさんの方にステージをご覧いただきました。
続いてのセッションには、歌人の俵万智さんとお笑い芸人で作家の又吉直樹さんが登場。「言葉に出会うと、世界が変わる」をテーマに、お互いの作品、そして言葉との向き合い方について語り合いました。
短歌でも俳句でも、受け取る人によって感じ方が異なるのが言葉のおもしろさ。「約100畳の畳が広がるTatamiで、みんなで1首ずつ出しながら話すのも楽しそう」と企画のタネも生まれるなど、盛り上がりました。
さらに、マンガローガーとして「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」にご出演される又吉さんは、普段は一人で読むマンガを多くの人と共有できる新しい体験への期待も語りました。
続いてのセッションは、漆芸家で人間国宝の室瀬和美さんと、モデルでtefutefu クリエイティブディレクターの森星さんが登場。
「工芸と生きる、工芸と暮らす」をテーマに、時を超え受け継がれる“漆”に異なる立場から携わるお二人が、未来や過去を想像すること、自然との向き合い方について語り合いました。ステージに貴重な作品をお持ちいただき、お二人が考える工芸品を生活に取り入れるヒントについてもトーク。工芸を身近に感じられる機会となりました。
「江戸に学ぶ、明日をソウゾウするヒント」をテーマにしたセッションに登場したのは、俳優で画家の片岡鶴太郎さんと歴史作家の河合敦さん。
久しぶりの再会というお二人は、“江戸の玄関口”であった高輪の歴史や、江戸時代の豊かな文化を通して、自由な想像力と創造力について語り合いました。平和な時代だからこそ、豊かな文化が育まれたことにあらためて気づく時間でした。
「MoN TALK」と題した、続いてのセッションに登場したのは、現在開催中の「ぐるぐる展」に作品を出展いただいているメディアアーティストで絵本作家の岩井俊雄さんと、アーティストの後藤映則さんです。
MoN Takanawaのアーティスティック・ディレクターの内田まほろとともに「ぐるぐる展」の見どころを語り、“ぐるぐるしたもの”をつくり続けているお二人の創造力の原点についてもお話を伺いました。
いよいよ最後のセッション。「心を音に変える感性の磨き方 トーク&ライブ」がテーマのこのセッションに登壇いただいたのは、作曲家の千住明さん、ヴァイオリニストの千住真理子さんご兄妹です。日本画家の千住博さんも含めて、芸術の世界で活躍する三兄妹の感性を磨いた千住家のお母様のお話や、お二人の作品への向き合い方を教えてくださいました。
最後には、スペシャルなコラボレーションステージを披露。開放感のある空間に広がるお二人の奏でる美しい音色が、来場者のみなさまを魅了しました。
多種多様な文化のつくり手たちが登場したMoN未来会議。まさに「文化を和える器」の兆しを感じる1日となりました。
この模様の一部は、MoN Takanawa公式YouTubeで公開しています。ぜひご覧ください。
