日本酒の「発酵」を音・映像・空間で探求する新作インスタレーション。
Richie HawtinとAli Demirelが日本各地の酒蔵を巡り、目に見えない生命活動や時間とともに移ろう発酵の世界を表現。「新嘗祭」の11月23日より公開。
目には見えない微生物の働きによって、時間をかけて米が酒へと姿を変えていく。Richie HawtinとAli Demirelは、日本の酒造りに息づくこの有機的なプロセスに着目しました。
二人は2026年4月、日本各地の酒蔵を訪問。実際の酒造りの現場に入り、造り手との対話を重ねながら、発酵という現象をリサーチしてきました。そこから浮かび上がったのが、「POLYPHONIC=多声的」という考え方です。
日本酒は、ひとつの単純な変化によって生まれるものではありません。麹(Koji)、酒母(Shubo)、醪(Moromi)をはじめ、異なる生命活動や時間、変化が同時に進み、互いに作用しながら、やがてひとつの酒へと向かっていきます。複数の要素がひとつに均質化されるのではなく、それぞれの“声”を保ちながら共存し、時間とともに変化していく。
「発酵ポリフォニー」は、そうした発酵の世界を、Richie Hawtinのサウンド、Ali Demirelのヴィジュアル、そして空間によって体験へと変換する試みです。